プロトコールのお仕事

審判のこと

はじめに

こんにちは!バレーボール大好きな皆さん!

バレーボールの審判として試合を公平に進行させるためには、ルールを理解しておくことは重要です。

プロトコールもその一つです。

私の場合は審判講習会に参加しましたが、小学生や都道府県レベルの講習会でもプロトコールの手順を教えてくれる場面がありませんでした。

実際に審判対応する中で先輩たちに教わりながら成長できたと思います。

今回はプロトコールの手順を紹介します。

プロトコール前の準備

  • コートチェック

   コートの安全確認や、ネットの高さなどの確認を行います。

  • 審判団の役割確認

  1st、2ndの各レフリー、スコアラー、アシスタントスコアラー、ラインジャッジで役割を

   確認し、試合中もスムーズにコミュニケーションが取れるように確認します。

その際に、記録用紙に氏名を記入できるように、それぞれ担当する方の氏名をメモ用紙など

に書いてもらっておくと、後々楽です。

記録用紙は基本的には最後のサイン以外は全てスコアラーが記載するのが普通です。

  • 審判台の高さチェック

   審判台の高さをこの時間でチェックしましょう!

全部終わった後に高さを直してると恥ずかしいですので・・・

  • 監督サイン受領

両チームの監督から記録用紙にサインをもらいます。

プロトコール(試合開始11分前)

主審がホイッスルを短くならし、両チームのキャプテンを呼びます。

キャプテンが記録席に来たら、記録用紙にサインをしてもらいましょう。

記録席の正面に1stレフリー、2ndレフリーが立ち、その間に両キャプテンを向かい合わせて立たせます。

コイントス(試合開始10分前)

お互い握手をさせ、1st、2ndレフリーとも握手します。

その後、両レフリーから注意事項を伝達し、コインの表と裏を選ばせます。

コイントスを行い、勝利したキャプテンに以下の内容を確認です。

  1. サーブを先に打つか?サーブを受けるか?
  2. どちらのコートサイドで開始するか?

サーブ関連を選択した場合は、コイントスで負けたキャプテンには、どちらのコートサイドで開始するかの選択権が発生します。

コイントスの結果は2ndレフリーがスコアラーに伝達します。

最後に公式練習の確認です。

大体はチーム別々で練習を行うと思いますが、念のため、一緒に行うか、別々に行うか確認を行います。

別々に実施する場合は、サーブを打つ側のチームからスタートとなります。

公式練習(試合開始9分前)

コイントスで勝利したチームがコートに入ったら1stレフリーが公式練習開始のホイッスルを吹きます。

この際、ストップウォッチを開始しますが、2ndレフリーも同時にストップウォッチを開始してください。

公式練習チームの交代ホイッスルは2ndレフリーが吹くため、同時に計測開始です。

ホイッスルを吹笛後、1stレフリーはラインジャッジを呼び、シグナルの確認などを行います。

2ndレフリーは、スコアラーと一緒にメンバー構成表を見ながら、公式練習を行っているチームの背番号と構成メンバー表を照合します。

この際に、構成メンバー表に記載の無い選手が居ない事を確認します。

計測が3分になったら2ndレフリーがホイッスルを吹笛し、公式練習をするチームの交代を告げます。

その後は、2ndレフリーは交代で入ったチームの構成メンバー表と選手の照合を行います。

そして6分経過後は1stレフリーが公式練習終了のホイッスルを吹笛します。

この際に5分50秒くらいになったら1stから10秒前と2ndに告げて認識を合わせると良いと思います。

整列(試合開始3分前)

公式練習が終了し、いよいよ整列してあいさつとなります。

この時点で試合開始前にラインアップシートが記録席に届いているか確認して、まだ提出されていないようであれば、監督に提出するように促してください。

準備が出来たら、記録席から見て支柱の左側に1stレフリー、右側に2ndレフリーが立ち、審判台まで2人でネット沿いに歩いて行き、サイドラインを越えたら記録席側を向き、ホイッスルを吹笛して挨拶という流れです。

1st、2ndレフリーは両キャプテンと握手をします。

試合開始まで

1stレフリーは審判台に上り、試合開始まで待ちの状態です。

2ndレフリーは記録席に戻り、ラインアップシートを手に持ちます。

スターティングメンバーがコートに入ってきたら、ラインアップシートの通りに並んでいるかローテーションのチェックを行います。

(小学生であれば、サーブ順に整列しているかの確認です。)

両チーム、ローテーションの確認ができたら、開始1分前くらいにサーバーにボールを渡します。

2ndレフリーはこの後、ベンチ周りの確認などを行い、問題が無ければ記録席を確認し、スコアラーの両手が上がったのを確認し、自分も1stレフリーに両手を上げます。

1stレフリーは一連を確認後、試合開始時間になったことを確認し、サービス許可の吹笛を行い、試合開始となります。

ここまでが試合開始前の一連の流れです。

まとめ

バレーボールの審判を行う際は、これらのプロトコールの手順をしっかりと理解し、実践することが重要です。

審判としての役割を全うすることは、バレーボールの魅力を支える大切な仕事です。

これらの手順を参考に、素晴らしい審判ライフをお過ごしください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました